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今の時期、不動産賃貸業を営んでいるクライアントさんとお話をしていると、「部屋が空いてしまった。すぐに次が見つかると良いけど」という話題になります。
大家からしてみると「すぐに決まって欲しい」と思うわけですが、借りるほうからしてみたら「ろくでもない部屋を掴まされたくない」という思いがあるわけでして、そこら辺が、お互いにアレなワケです。
そういえば、いま居るマンションも、引っ越し屋がバタバタと作業をしているのを見かけるようになりました。こんな年の瀬に引っ越しとはタイヘンだね。
まだピークでは無いでしょうけど、そろそろ引っ越しのシーズンになってきますな。
良い部屋を手に入れたい人は、12月~1月中までに部屋を決めてしまいたいところ。後になればなるほど選択肢が減りますから。
今は部屋探しもネットで簡単にできますが、例えばスーモやホームズなど、色々な不動産屋が物件を登録している情報サイトは、いわゆる《釣り物件》も多いので注意しなければなりません。
これは、情報サイトが悪いのではなく、そういった物件を載せる不動産屋が悪いわけですが。
《釣り物件》の見分け方は色々ありますが、例えば、本当に空いている物件なら複数の不動産屋が《空き》として情報を載せているはずなので《どう考えても良い物件なのに、ある特定の不動産屋の名前だけでしか掲載されていない》というのは《釣り物件》の可能性が高いです。
実際に私が部屋探しをしているときも、問い合わせをした部屋が「空いている」というのでお店に行ったら、「ちょうど決まってしまった」と。
「そんなバカな話があるか」というコトで、その時点で、その不動産屋に対する信頼度は無くなったわけです。
そのため、その不動産屋から紹介される物件はどれも借りる気にはなりませんでした。そもそも、こちらの要求から微妙にズレた物件しか紹介してこなかったですし。
ただ、見る目を養いたいので、紹介された物件は、一応、全て見には行きましたけどね。
聞くところによると、こういうことをする不動産屋は、いまだに多いみたいですよ。
不動産屋からしてみれば、「まずはお店に来てもらう」ということを目的に、こういったフザけたマネをするらしいですが、確かに、希望の物件が無かったとき、あとは不動産屋の言うがまま、断れずに決めてしまう人も結構いるみたいなので、こういうやり方が蔓延るのでしょう。
不動産屋の室内、相手のフィールドでの交渉。こちらとしては、気分的にアウェーです。そんな雰囲気のなか、不動産屋に押し切られてしまう、という気持ちも分からなくはありません。
従って、独りで闘う自信の無い人は、できれば、内覧をするとき、慣れている人と一緒に行ったほうが良いです。
あと、単純に部屋を見るとき、違う人の視点があると《自分が気づかないところに気づく》ということがあったりもするので、そういった意味でも、誰かと一緒に行く、というのはオススメですね。
ところで、部屋を借りるときは、この《実際に部屋を見る》という作業はスゴク重要なので、怠ってはイケマセン。
できれば、可能な限り多くの物件を見て回るべきなのですが、土・日などは不動産屋も混んでいるので、あまり自分だけに時間を割いて貰えないこともあるようです。
平日の午後一番くらいで内覧の予定を入れられると、その日だけで3件~4件は見ることが出来るでしょうから、仕事をしている人も、有休などを使って工夫すべきですね。
私の場合、方位磁石を持っていって実際の陽当たりを確認したり、持ち込む家具の配置等をシミュレートするためにメジャーを持っていて壁や天井の高さなどを全て図ったり、壁を叩いてみたり、物件周囲の騒音の確認をしてみたり、各部屋の写真を撮ったり、その他諸々、考え得る限りのチェックを各物件で行っていましたが、不動産屋の人も「さすがですね・・・」と感心してくれる風で、内心はおそらく呆れていたかと思います。
そんな感じで色々と見た結果、行き着いた結論は結局「掘り出しモノはない」ということでした。
家賃と物件の質は比例する、ということですね。まぁ、当たり前のことですけど。
そういえば家賃といえば、周りの話を聞くと《家賃が値切れる》ということを知らない人が結構いるようなのですが、家賃も値切り交渉が出来ますので、やらなきゃ損です。ダメモト。
それと、保証料。
最近は《保証会社を使ってくれ》と要求される物件が多くなったみたいですが、身内や親戚に《それなりの収入》がある人がいて保証人になってもらえる場合、それで済む話なので、保証人を付けられる人はそのように交渉し、保証会社を使わないようにすべきです。
保証料は、完全に「払いっぱなし」の費用ですから、これの有無は、金銭の負担に大きな違いが出ます。
記載内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。